飛鳥の四季

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雪景色ばかりの写真が続くと雪国のようになってしまいますが,飛鳥の冬はいつもは白くないですから。

飛鳥はどの季節に行っても同じで,特に何か素晴らしいという変化はないように思います。ごく普通の季節感があって,その中に石造物や遺跡が点在している所です。ただ,季節によって,所々ピンポイントの見所があります。
棚田は飛鳥の遺跡ではないのですが,飛鳥の四季の顔がはっきりしている場所です。はっきりと四面の顔を持っているのです。だから,四季がわかりやすい場所です。
雄岳・雌岳に分かれた二上山は石舞台の丘から見るのがいい。
古代人たちも今の私たちもこの丘から同じ景色を見ている。たったそれだけのことなのに,何か共通の思いを探っている。
銀色の空の下,薄ぼんやりとした二つの稜線を見て涙した人も多かろうと思う。
飛鳥に来て誰かちゃんと教えてほしいと思うことがあります。それは,多武峰です。どこですか。何度か地元の人に聞いてみたのです。「ここからは見えない」「多武峰は山じゃないからどことは言えない」とか。地図や写真で調べると飛鳥の東の山に当たるのですが。談山神社から歩いて飛鳥に降りるとわかるらしいです。
酒船遺跡の亀形石像物があるところのように,この板蓋宮跡も実際の遺跡を見せてほしいと思います。幾重にも重なる宮の跡を実際に見てみたいのです。飛鳥全体が大きな歴史博物館ですから,メインとなるこの場所はそれなりの整備が必要なのではないでしょうか。
ここに首が飛んできたのは伝説です。
ありはしないと思っても,今日までの長-い年月が本当にあったかのように思わせてしまう。では,この塔に手を合わせるのはなぜでしょう。精神文化の複雑なところでしょうか。
もうすぐ春。
飛鳥寺の木々の芽がふくらみ始めたのを見ました。

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