林子平(はやししへい)[1738~1793年]

寛政の三奇人(かんせいのさんきじん 他に高山彦九郎、蒲生君平がいる)の一人で、世を治めて民を救うという経世論(けいせいろん)に基づき活動した人です。名は友直で仙台藩士でしたが、禄を返上して全国を行脚しながら見聞を広めていくうち、海外の諸事情を知るところとなりました。後に『海国兵談』を著しました。