前島密(まえじまひそか)[1835~1919年]

新潟県上越市の豪農上野家の子として生まれ、幼名は房五郎といいます。江戸で医学や英語を学びました。幕臣の前島家に入り、明治新政府では官僚となりました。江戸時代からの飛脚制度を改める必要性を感じ、イギリスに渡り学びました。帰国後、駅逓頭となって近代郵便制度を築きました。「郵便」「郵便切手」「書状集箱(郵便ポスト)」など現在もこの制度が引き継がれ、「日本郵便の父」とよばれます。