大正時代

 大正時代は1912年から15年間と短い持代でしたが、西洋の文化の影響を受けた時代でした。「大正ロマン」という言葉も生まれました。

金子みすゞ(かねこみすず)[1903~1930年]

 現在の山口県長門市仙崎に生まれた詩人です。本名は金子テル。「わたしと小鳥とすずと」や「大漁」など多くの詩を発表しています。

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宮沢賢治・宮澤賢治(みやざわけんじ)[1896~1933年]

 現在の岩手県花巻市に生まれました。花巻農学校で教壇に立つかたわら、詩人・童話作家としても『注文の多い料理店』 などの作品を発表しました。 その後、羅須地人協会(らすちじんきょうかい)をつくって若い世代を育るとともに、『銀河鉄道の夜』や『雨ニモマケズ』などの作品を世に出しています。

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野口雨情(のぐちうじょう)[1882~1945年]

茨城県北茨城市で生まれ、名は英吉といいます。詩人、童謡作家です。「七つの子 」(か~らあす なぜなくのぉ・・・)「赤い靴」(赤い靴ぅはぁいてたぁ~女の子ぉ~) 「シャボン玉」(シャぁボン玉ぁ飛んだぁ~)など誰もが知っている多くの童謡を残しています。

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種田山頭火(たねださんとうか)[1882~1940年]

山口県防府市で生まれ、本名は種田正一です。俳句の定型に縛られない自由な感情表現(「自由律俳句」)を目指しました。「鉢の子」「草木塔(そうもくとう)」「山行水行(さんこうすいこう)」「雑草風景」などの句集を出しました。

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高木兼寛(たかきかねひろ)[1849~1920年]

現在の宮崎県宮崎市で薩摩藩士の子として生まれました。名は藤四郎です。イギリスで医学を学び、帰国後は脚気の研究に取り組みました。海軍の軍医となり食事を改善することで脚気の撲滅に努めました。 日本初の医学博士となりました。このことがきっかけとなり日本でもビタミンの研究が発達しました。

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寺田寅彦(てらだとらひこ)[1878~1935年]

土佐士族の長男として東京で生まれました。寅年寅の日であったことから、寅彦と命名される。物理学者であり随筆家でもありました。夏目漱石に学び「藪柑子(やぶこうじ)集」「万華鏡」などの作品を残しました。また「天災は忘れたころにやってくる」の言葉は有名です。

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