卑弥呼(ひみこ)[生没年不明]

中国の歴史書「三国志」の「魏書」第30巻烏丸鮮卑東夷伝倭人条(略して「魏志倭人伝」)に3世紀の日本には「卑弥呼」と言う名の女王が統治する「邪馬台国(邪馬壹国)」があったと書かれています。以前は男王が支配していましたが倭国内での争いが絶えず、卑弥呼がそれらを統治したとあります。鬼道(巫女的な儀式)で政治を行い、239年に中国の皇帝から「親魏倭王」の称号や金印,銅鏡を授かっています。邪馬台国の位置も卑弥呼の古墳も不明ですが、奈良県桜井市の箸墓古墳を卑弥呼の墓とする説があります。