薬売りの像

富山県の薬売りは江戸時代までさかのぼります。薬を使った分だけお金を払うという商売の考えから、配置販売という方法が生まれました。まず、富山の薬売りが全国の家庭を訪問し、頭痛薬、胃薬など何種類かの医薬品を薬箱に入れて預けておきます。半年または1年後再び家庭を訪問し、薬箱の中身を確認し、使用した分の代金を払ってもらうのです。戦後の家庭において薬屋さんの訪問は子供たちにとっても楽しみでした。それは、紙風船などいろいろなおまけを置いていってくれるからです。