松浦武四郎(まつうら たけしろう)[1818~1888]
若い頃から日本全国を旅したのち、ロシアの南下によって北方の緊張が高まると、「日本の北方を自らの目で確かめなければならない」という強い使命感を抱きました。生涯で6度にわたり蝦夷地(現在の北海道やサハリン、千島列島)を探索し、前人未到の奥地まで足を踏み入れて詳細な記録を残しました。明治維新後、明治政府の「蝦夷地開拓判官」に就任した武四郎は、現地での調査をもとに地域名として「北加伊道(ほっかいどう)」を含む6つの案を提出しました。「加伊(カイ)」はアイヌ語で「この地に生まれた者」といった意を含み、現地の人々への敬意が込められたこの案が採用され、現在の「北海道」が誕生しました。